映画『宇宙でいちばん明るい屋根』
映画『宇宙でいちばん明るい屋根』感想
ほんわかした、きれいなファンタジー映画でした。
家族愛、人間愛があふれていました。
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監督&キャスト
監督:藤井 道人
主演:清原 果耶(大石つばめ)
桃井かおり(ほしのとよ)
伊藤健太郎(浅倉亨)
坂井真紀(大石麻子)
吉岡秀隆(大石敏雄)
醍醐虎汰朗(笹川誠)
清水くるみ(浅倉いずみ)
水野美紀(山上ひばり)
山中崇(牛山武彦)
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あらすじ
お隣の大学生・亨(伊藤健太郎)に恋する14歳の少女・つばめ(清原果耶)。
優しい父親(吉岡秀隆)と、明るい育ての親(坂井真紀)と幸せそうに暮らして見える。しかし、両親の間に赤ちゃんが出来ることを知り、つばめの心は暗くなっていった。
学校では以前少しだけ付き合っていた元カレ・笹川(醍醐虎汰朗)との悪い噂が流れており、居心地の悪い様子である。
つばめが通っている、書道教室の屋上。それは、つばめの唯一の憩いの場所であった。
ところがある夜、乱入者が現れる。
派手な装いをした、見知らぬ婆さん・星ばあ(桃井かおり)である。しかも、星ばあは星空を舞っていた。
初めは警戒していたつばめだが、自由気ままな星ばあに徐々に心を開いていき、恋や家族の相談をするようになっていった。
引用:映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』公式サイト・先行デジタル配信中 (uchu-ichi.jp)
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見どころ
- 中学生に戻ったような純粋な気持ちになれる
大学生の亨(伊藤健太郎)に恋するつばめ(清原果耶)の純粋で、もどかしい気持ちが描かれている。
星ばあがちゃちゃを入れつつ、相談に乗ってくれるおかげで、つばめの凝り固まった想いもすこしずつほぐれていく。
なんとも中学生らしく、ピュアな片思いがとてもかわいらしい。
同じ中学のヤンチャな元カレ・笹川(醍醐虎太郎)も別れてなおつばめのことが気になっているのが丸見えだ。ちょっかいを出したり、嫌みな言葉をかけたりするが、この天邪鬼な感じも、かわいらしく見える。
- 星ばあの存在
つばめは実の父親・敏雄(吉岡秀隆)、育ての母親・麻子(坂井真紀)との間にできる子供のことで、血のつながりに関して悩んでいた。また、つばめの元カレ・笹川(醍醐虎汰朗)との悪い噂で学校も微妙な感じ、、、。お隣さんの大学生・亨に向ける恋の悩みもある。星ばあはつばめの良い相談相手となっていった。辛口でユーモアあふれるアドバイスは時には核心を、時には優しさを含んでいる。
「時間っていうのはもっと気持ちよく使え」
「後悔は行動してからしろ」
「家族は大事にしろ」
どれも心に刺さりました。
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まとめ
年齢を問わず、大事な友達の大切さに気付かせてくれる。
出てくる人がすべて優しく、温かい気持ちにさせてくれる。
少し不思議な所もあり、キラキラとしたファンタジーな映画でした。
心温まる映画を見たい方はぜひ見てみてください。